好きなこと、好きなもので人生を豊かに。

私は私らしくありたい。自分にとって必要なものだけに囲まれて暮らすのが夢です。

後悔しないために、今やっておきたいこと。親孝行の本当の意味とは?

知り合いから喪中のハガキが届きました。
実のお父さんが今年、亡くなったとのこと。

その亡くなったお父さんは、私の父より2才年下・・・。
なんだか切なくなりました。

今日は、父のことについて、今、私が思っていることを書こうと思います。

父のことがキライだった。でも今は・・・

f:id:romi03:20161120171654j:plain

私は子供の頃から、ずっと父のことが嫌いでした。
仕事から帰ってくるとお酒を飲んでグチばかりこぼし、気に入らないことがあると母に文句を言う。
そんな父がイヤで仕方なかったのです。


だけど時間の流れは人の気持ちを変えていくものですね。

社会人になって仕事することの厳しさを知った私は、
きっと父はお酒を飲まずにはいられなかったんだろうな・・・と思うようになりました。

建築の仕事をして朝早くから夜遅くまで働いて私と妹を育ててくれた父。
大変だったと思います。

あんなにキライだったはずなのに、
私は、いつの間にか父に感謝するようになっていました。


そして私の結婚式のビデオで父が泣いている姿を見た時に、初めて父の私に対する愛の深さに気がついたのです。

それ以降、一段と父に対する感謝の気持ちが強くなりました。


結婚後も感じていた父の愛情

f:id:romi03:20161120175026j:plain

ここ二ヶ月ほど、父の体調があまりすぐれなかったため、私は家と実家を頻繁に行き来していました。

実家には電車で行くのですが、
今ほど体が悪くなる前は、父は私が来るのが嬉しくて、いつも駅まで迎えにきてくれていました。

何時に駅に着くかわからないから来なくていいと何度言っても、迎えにくるのをやめず、

家を出るのが少し遅くなって実家に着く頃には日が暮れて真っ暗になってた時でも、
駅に着くと父が待ってくれていました。

そして家に帰る時は、必ず駅まで一緒についてきて見送ってくれたのです。

だけど数ヶ月前から駅までの距離を歩くのがツラくなってきたようで、
父の出迎えと見送りはなくなりました。

駅に着いた時に父の姿がなくなってしまった今は、さみしい気持ちでいっぱいです。


「来なくていいよ。」と言っていた私ですが、
心の中では、ありがたいなあと思っていたし、
親の愛情を感じていました。

だって、夫は絶対、私を駅まで迎えにきてくれたりしないもの(笑)

親孝行について私が思うこと

f:id:romi03:20161120171707j:plain
   私と父の写真 (白黒・・・時代を感じさせますね)

最近、思うんです。
親孝行というのは親のためにするものじゃないよね、と。

親が死んだあと、もっと親孝行しておけばよかった・・・と
後悔しないためにするものではないのかなあと。

じゃあ、何をすればいいのか?

今、親が喜んでくれることをすればいいのだと思います。

父は私が顔を見せるだけで、とても喜んでくれます。
だから夫を置いて(笑)実家に通うのです。
今しか出来ない親孝行だと思っているから。


おわりに

この記事を書きながら、私はずっと、後悔しない人生を送りたい。
そう思っていたことを思い出しました。

人はみんな、いつか死んでいきます。

父がいなくなってしまった時に後悔しないように、今、私ができる親孝行をしておこうと思います。